晴れた日には本を読もう

主に読んだ本、映画、美容情報を更新していきます。

映画「鬼畜」

今日、紹介する映画はこちらです。

 

 「鬼畜」松本清張原作 出演者・・緒形拳岩下志麻小川真由美

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「鬼畜」は2002年版(主演ビートたけし黒木瞳)、2017年版(主演玉木宏常盤貴子)が2時間ドラマ化されて去年こちらのブログにも紹介しましたが、こちらの映画が一番「鬼畜」感がありました。

 

それぞれのキャスティングも、映画が一番ハマってました。

 

岩下志麻さんの美しさと迫力が凄まじかったです。最後の最後までキツさが前面に出ていました( ゚Д゚)(黒木さんや常盤さんは、どこか優しさというか甘さが出ていましたね・・)

 

ちょい役で出てくる蟹江さんはカッコ良かったし、婦警さん役の大竹しのぶも可愛かったし、今から思うと豪華なキャスティングでしたね。

 

こちらの映画の舞台になる川越市駅上野駅は馴染みがあるのですが、現在では川越市駅はそこそこ発展しましたが上野公園付近は今と殆ど変わってなくて驚きました。

まだ私が生まれる前なのに・・・・(私は上野のあのレトロ感がたまらなく好きなのです)

 

時代背景、昭和レトロ感、俳優の巧さ、ロケ地の美しさ・・・、私的にツボでした。

 

肝心の映画内容ですが、重たい陰鬱なテーマが大好きな私にとっては100点満点の映画です。

 

よくこの映画のレビューでは、重い、悲しい、見ていられない、人間の業が深い、子供たちが可哀想との感想が述べられていますが、私はそういうものから目をそらしてはいけない、若い人こそただ楽しいだけの話ではなくこういう現実もあるのだということをきちんと直視するべきと考えています。

 

ネグレストも虐待も、全て貧困からはじまったのだと思うと、他人事として「あー、怖い(*_*)」では済まされないお話です。

 

今の時代、生い立ちや経済的に恵まれた人以外は誰にでも「鬼畜」になる要素は少なからずあるのではないでしょうか。

 

 

 

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 映画、ドラマをみるのにオススメのサイトはこちら(本日紹介した鬼畜もこちらから見れます)

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石田ゆり子「Lily-日々のカケラーー」

今日、紹介する本はこちらです。

「Lily--日々のカケラーー」石田ゆり子

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私の憧れの年上の女性像の石田ゆり子さん。

 

若い頃から清楚な美しさはあったけれど、現在はプラス凛とした強さも兼ね備えていてとても素敵な人です。

 

こんな石田さんの日常についてもっと知りたいと思って、書店で手に取りました。

 

彼女はおっとりしたお嬢様っぽいイメージがありましたが、10代の頃は水泳の選手を目指していたりと意外と体育会系だったり、その頃のガッツが息の長い女優として活躍出来ている原動力になっているのですね。

 

読書好き、恋愛に対しては少し消極的?で一目惚れしたことがない(でも決して独身主義ではない)とか、私と少し似ている面もあり親近感が湧きました。

 

外見も内面も魅力的なゆり子さん、本で埋まった部屋があるというほど読書好きということなので次回は書評集も是非出してください(*^^)v

 

 

 

 

 

 

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山本文緒「絶対泣かない」

今日、ご紹介する本はこちらです。

 

「絶対泣かない」山本文緒

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山本文緒さんは大学1年生の時に「みんないってっしまう」をはじめて読んで、それ以来好きになり読みあさっていました。

 

この小説は、15の職業の女性が主人公の短編集をまとめたものです。

 

特に印象に残っているのは、「女神の職業」、「もういちど夢を見よう」、そして表題の「絶対泣かない」です。

 

「もういちど夢を見よう」、「絶対泣かない」では主人公の水泳インストラクターと秘書より、生徒の45歳医者の男性、女社長さんの方に共感しました。

 

「もういちど夢を見よう」では、子供時代勉強は出来たけれど運動がからきしダメで、水泳やマラソンの授業があると嘘の診断書を書かせて休ませてくれる医者の父親、それなのに体育の成績はいつも5のことに傷ついていた。子供だから反抗することも出来なかった。平日やっと休みがとれるようになって、もう一度水泳にチャレンジしようとした男性。

 

「絶対泣かない」では、子供時代いつもオドオド人との顔を窺っていて、跳び箱も鉄棒も何もできなかった、でもどんなに意地悪されても決して泣かなかった女の子。時を経て30歳になった彼女は個人輸入会社を起業しいぇ英語だけでなく簡単なフランス語とイタリア語も出来る有能な女社長。

 

「もう僕は45だけど、海で泳ぐのが夢なんだ。これからでも間に合うかな?」(「もういちど、夢をみよう」より)

 

「どうしたら強くなれるのか教えて欲しかったのかもしれない」(「絶対泣かない」より)

 

 

人生にはやり直しがきく、

そのことをこの2つの短編小説が私に教えてくれました。

 

 

 

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「大人美論」石井美保著

今日、ご紹介する本はこちらです。

 

 「大人美論」石井美保著

 

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美容マニアの私は美容本は沢山持っているのですが、最近はアンチエイジングを特化した美容本を読みあさっています。

 

この石井さんの本もover30の方には是非オススメです。

 

年をとると、まぶたがへこんでくる、こめかみのぼりゅーむがなくなってくる、あまいものがすきなひとははだがふにふにしてたれさがってくる・・・うーーーー、まさに私がそれなんです(;´Д`)

 

私は酒煙草は一切やりませんが、少し糖質依存なところがあります。

 

甘い物やめるのは難しくても、控えめにしよう・・・・。

 

身体と肌の糖化って本当に恐いですね。。。。。。

 

 

 

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「噂は噂 壇蜜日記4」壇蜜著

今日、紹介する本はこちらです。

 

 「噂は噂 壇蜜日記4」壇蜜

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壇蜜さんのファンになってから、ほぼ6年の私。

 

壇蜜さんの書いた本は、ほぼ全部持っています。

 

こちらの本は壇蜜日記シリーズの最終章です。

 

 

なぜ、私はこんなに壇蜜さんに惹かれるのだろう?

 

これは彼女の頭の良さと謙虚さが、話し方や文章で伝わってくるからかもしれない。

 

デビューしたのがアラサーと遅咲だったせいか、決して己を芸能人として特別視するのではなく「壇蜜」という商品として一歩引きながら自分を客観視している様子が伝わってくる方だなと以前から思っていました。(自分に対する飛び交うバッシングや悪口でさえも、感情的にならずに淡々と受け止めて別の視点から眺めているとこととか、このシリーズの本では特に強く感じます。←この姿勢私も見習いたいです)

 

よくある芸能人のキラキラブログとは全く違う・・・・だけど、それが私にはとても親近感を覚えます。

 

そして一見淡々とした毎日の日記を書いているようでいて、独特の遊び心ある言葉の表現力には脱帽しました。

 

この本では彼女自身「私は頭が良くない」と何回も卑下していましたが、絶対それはないです!

 

銀座で人気ホステスだったということも納得するくらい、頭の回転も早く知的な魅力にあふれていることが文章からも感じ取れます。

 

このシリーズが終わってしまうことは寂しけれど、また別の壇蜜さんの書籍が発売されることを期待しています。

 

個人的には去年からお仕事されているという、オススメの本を紹介するという書評集が読みたいです。

 

壇蜜日記シリーズはこちら

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ドラマ「私の運命」

またまた懐かしドラマ編です。

 

今日紹介するドラマはこちらです

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「私の運命」1994年~1995年放送 出演者・・坂井真紀、東幹久、常盤貴子段田安則野際陽子佐野史郎etc

 

何とも豪華な出演者です。

 

ネット動画で一気に21話までみました。

 

この頃の坂井さんは可愛いし、東さんもイケメンでお似合いですね。

 

先日「大恋愛」の記事にも書いたように、病気+純愛物ドラマはあまり好きではない私ですが、このドラマとセカチュー(世界の中心で愛を叫ぶ)はなぜか許せます。

 

このドラマは、ただ純愛たっぷりのお涙ちょーだい物語ではないシリアスさがありました。

医療の現場や問題点についてきっちり描かれていたこと。

親子、そして兄妹の絆などもきちんと描いていて感動する場面が多かったこと。

それらを評価します。

 

そして何より俳優陣の演技が皆さん素晴らしかったです。

 

主演のお二人も良かったけれど、野際さん演じる息子を溺愛しすぎて宗教にハマる。。それでもなぜか憎めないお母さん、段田さん演じるお兄ちゃんの愛情と優しさ、ちょっと複雑な事情を抱える看護婦(後に医大生)役の常盤ちゃん、凄腕医師の片桐役の佐野さん、後半献身的に千秋を支えるいい人の山口さん役の渡辺いっけいさん・・どの方もみんな役にハマってたな~。

 

私が個人的に好きだった人物は常盤貴子さん演じる後藤里美と、佐野史郎さんの片桐教授でした。

 

私的に好きなシーンは

1、次郎の元彼女の里美の家に、千秋が「あなたにお話があります」と訪ねてくるシーン。

 

2、後半、佐藤先生が千秋の息子の昇を助けたいがために「どうしてもお前の力が借りたいんだ!頼む!」と片桐先生の元を訪ねるシーン(その会話を里美がこっそり電話で聞いていて・・・)

 

俳優陣が迫真の演技だからこそ、ドキドキハラハラでしたね。

 

患者を実験台としてトライアル的な医療行為を行える片桐を人間味に欠けていると非難していて、患者一人一人を大切にしたいという考えを主張していた佐藤先生・・。

 

目指す医師の方向性が正反対の2人・・。

 

でも、医療の世界では、どちらのタイプの医師も必要な存在なんですよね。

 

片桐先生のような先生がいるからこそ、日々医療の進歩が発展している(片桐先生なしでは千秋の息子の昇の命も危なかった)

そして佐藤先生のように患者に寄り添う姿勢の医師の存在も大事。

 

 最後まで自分の医師としての信念を貫き通して、肺がんで亡くなるときも「自分の体を実験台に使ってくれ、葬儀の必要はなし」と遺書に記した片桐先生は最強にカッコ良かったです。

 

里美が、片桐先生に惹かれる気持ちも佐藤先生と結婚してもずっと好きで忘れなかったのも分かる気がしました(もちろん佐藤先生も素敵な人ではあったけれど)

 

昔は難病&純愛ドラマとして、千秋や次郎に感受移入してみていましたが、年を重ねた今は医療ドラマとして里美や片桐サイドで感情移入しながら観てしまいました。

 

エンディングから予想すると、千秋と山口さんはその後何年かしたら再婚するのかもしれませんね。

 

ネットで配信されていますので、若い人からある程度の年齢の方・・全ての方にオススメのドラマです。

 

このドラマのサウンドトラックも素敵でした(音楽を聞きながらドラマのシーンを思い出しては、泣いてしまいます)

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 ネット動画を観るならこの2つのサイトがおススメです(1か月無料見放題です)

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「告白」湊かなえ著

今日、紹介するのはこの本です

 

 「告白」 湊かなえ

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こちらは映画を先に見たのですが、小説の方が人物の心理描写が丁寧に描かれていて良かったです。

映画だと、映像ばかりが凝っていて、人物描写がいまいちで展開が早すぎてついていけませんでした。

松たか子さんの森口先生役はぴったりでしたが。

 

映画「告白」


 

 小説では、それぞれの登場人物の視点から心理描写が描かれていて、すんなり物語に入り込めました。

 

少年AとB、2人は性格的には正反対だけどそれぞれ鬱積したものが抱えている&お母さん大好きなところは共通していますね。

 

でも、あんな感じの子達、リアル中学生でいそうです・・。

映画より小説の方がリアリティありました。

 

特に少年Bの母親視点で描かれていた箇所は何だか感情移入しながら読んでしまいました(私には子供はいませんが、息子を持つ母親の心情はこんな感じなのか・・と)

 

強いていえば、新任男性教師のウェルテル視点からのお話も読んでみたかったです。

 

今年読んだミステリーの中では一番面白くて出来の良い作品だったと思います。

 

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