晴れた日には本を読もう

主に読んだ本、映画、美容情報を更新していきます。

Pha「持たない幸福論」

ニート界のカリスマといわれるpha氏の著書を読んでみました。


*「持たない幸福論」pha著


 

 

 

持たない幸福論 [ pha ]

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「持たない幸福論」は、「家族を作る」や「社会で働く」という日本で培われていた文化や価値観などに縛られなくても大丈夫、もっと自分らしくゆるーーく生きても大丈夫なんだよというメッセージがこめられた本です。

 

多分内容からして男性の読者が多そうだけれど、女性でも十分参考になる本です。

 

特に独身女性だと、それなりに自分自身は楽しんで満足していても、一歩外に出ると「女は結婚して子を生んでこそ一人前」「生涯独身なんて女として可哀想」という世間の余計な干渉や一般論の押し付けの鬱陶しさから、まだまだ抜けられない人の方が多いと思います。

 

そんな頭の固いオッサンやオバサンの価値観から自由になって、似たような価値観の仲間とゆるーーく繋がって人生楽しみましょう♪というのが本書の主な内容です。

 

私も体力がなく、出来れば楽してのんびり暮らしたいという著書の価値観に近いせいか、著書の意見のおおよそのことは賛同できました。

 

ただし、著書との決定的な違いは知性と人間関係構築力・・・(phaさんって色々スペックが高すぎるんですよ)

 

phaさんの生い立ちで、学生時代にいじめられたとか、家庭の経済状況が貧困だった(京大に行けたくらいだし、一般家庭より水準が高く裕福そうですね)、発達障害アスペルガーADHD)だったという記述はどこにも見当たりません。

 

ニートや引きこもりになる方は、人間関係やコミュ力に難のある方のほうが多いのではないでしょうか?


ゆるーーい繋がりを築くこと自体が困難なので、きっとphaさんは世渡りが上手なのだと思います。

 

孤独癖があって、人間関係が苦手なのはどうしようもないことですからねぇ。。。。

他者と共同生活でゆるーーく繋がるのは難しいから、私はこうやってブログを書いてネット上でゆるーーく繋がって満足してしまっています。

 

しかし、この方は自身でニートだ、働きたくないと言っているわりに、京大卒でプログラミングの資格を持ち、シェアハウスの主催者、本を3冊出版、大学で講演したり・・と、ニートにしては結構お金を稼いでいるし、やっていることが経営者と殆ど変わらないと思うのは私だけでしょうか??

 

ニートを売りにしてそれを職業にしてしまった経営者なんて・・・ますます興味深い方です。

 

少なくとも、私はこの本を読んで元気が出たので、著書のような人物は社会にとって需要があるのだと思います。

 

今後も「働きたくない」などとは言わずに、本を出してくれることを祈ります。

 

*興味のある方はこちらの本も一緒に読むと、より楽しめます

ニートの歩き方 [ pha ]



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