さくらももこ「そういうふうにできている」
今日紹介する本はこちらです。
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さくらももこ著「そういうふうにできている」
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去年の夏に、乳がんで亡くなってしまったさくらももこさん・・・。
私は小学生時代、ちびまる子ちゃんの漫画をよく読んでいました(1~2巻あたりのシュールな作風が好みです)
大好きな漫画家さんだっただけに、とてもショックでした。
今日紹介するエッセイは、さくらさんの妊娠&出産エピソードをまとめたものです。
いやー、子供を産むと簡単に言っても、マタニティブルーやら便秘やら帝王切開と一緒に盲腸切開やら産後ブルーやら、子供の名前を画数を考えながら徹夜して決めたり・・と、かなり忙しい1年を過ごされていたのだな、やはり出産は大変なのね・・(ありきたりの感想、笑)と率直に感じました。
私は独身だし出産経験もないし、多分今後も子供を産まないと思いますが、やはり母強しです。
そんな妊娠&出産という中で笑えるエピソードが出てきたり(便秘の話とか、帝王切開した後に空腹の耐えられず無理矢理オナラを出す話とか)、帝王切開して意識が朦朧としている中で宇宙との繋がりを感じた等の真面目な話も出てきたりと、さくらももこさん自身の独自なシュールな視点で客観化された文章が物凄く面白かったです。
この方は漫画家としてだけでなくエッセイストとしても天才的過ぎます。
「ちびまるこちゃん」があれだけヒットするのも当たり前です。
このエッセイで出産された男の子も今や20代の成年になってるのか・・と思うと感慨深いです。
今更ながら、安らかな眠りにつけますよう・・さくらさんのご冥福をお祈りしていますm(__)m