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晴れた日には本を読もう

主に読んだ本、映画、美容情報を更新していきます。

山本文緒の「ファースト・プライオリティー」を10年ぶりに再読してみた

私が10代の時から好きだった作家、山本文緒さん。
 
「ファースト・プライオリティー」を約10年ぶりに読み返してみました。
 
 

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この小説は31歳の女性主人公の短編ストーリー31本で成り立っています。
 
本が発売された当初は私はまだ24歳。
 
当時は、面白いなぁ・・と思いつつ、それほど印象に残る本というわけでもなく、1度読んだきり家の押し入れにしまったままになってしまいました。
 
ところが、現在35歳の私が読み返したら・・・
 
 
ああーーーーー、分かる、分かる、分かる・・・!!の嵐です。
 
若年期更年期障害の話やら、プロレスラー系の容姿をした30代未婚姉妹が2人暮らしでぼちぼち過ごす話やら、母親が突然死してしまう話やら・・・リアリティがありまくりです
 
30代の女性が突き当たる壁を的確に表現していますよ(;^_^A。
 
山本文緒さんの描く登場人物は、「性格が悪い」という感想が多いですが、そこがツボなのです。
 
優等生のいい子ちゃんなんてつまらないし、人間誰でもブラックな面はあるのですから・・・その自分でさえも認めたくない心の闇の部分を重くならずにサラリと表現してしまうのが彼女の凄いところだと思いました。
 
「偏屈」の主人公なんて、まさに私そのものです(苦笑)
 
でも1番ホラーなのは「手紙」の主人公ですね。
 
ネタばれになるので詳細は控えますが、あんな31歳の女性がいたら怖いですねぇ・・・・(((( ;°Д°))))
 
 

死にたくなったらこの本を読め

 

 

人によるしれませんが、私は気が滅入ったときや死にたくなった時は本を読むことで救われています。
 
「もう、死んでしまいたい!」と衝動的に思った時こそ、あえて自殺について書かれた本を読んで「死」を客観視するのです。
 
今日は、「自殺」「死」について書かれたオススメ本を紹介いたします。
 
まずは、マニア(?)の間では有名な鶴見さんの「完全自殺マニュアル
 

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こちらの本は、精神論など一切語られずに、ただ淡々と自殺の方法について書かれています。
 
(私がこの本を読んだ当時はまだ学生でしたが)本を読んで最初に思ったことは
「死ぬのは、当分先でいいか・・・」
です。
 
一時期、「自殺を促進させる可能性がある」と問題書籍として扱われていたようですが、むしろ自殺防止の効果がある本だと思います。
 
この本を読んで、私と同じように「死ぬのはやめておこう」と思った人は大勢いたのでは?と予想しています。
 
次のオススメ本はこちら
 
     

 

自殺者が語る死後の世界 (サラ・ブックス (432))

自殺者が語る死後の世界 (サラ・ブックス (432))

 

 


 
もう手元にはありませんが、かなり衝撃的な内容でした。
 
一番いじめが酷くて、毎日「死にたい」と思っていた中学1年の頃に買った本です。
 
なんという地獄の世界・・・
 
「自殺だけは怖くて出来ないな」と20年以上前に読んだ本なのに強いインパクトが残っています。
 
自殺防止のためにも、こちらのサイトも合わせて読むと分かりやすいでしょう(本書についても一部載っています)
http://jstnamiwn.nobody.jp/index.html
 
 
この2冊の本と上記のサイトで、私の「死生観」が大分変りました。
 
「死んだら天国に行ってお星さまになるの・・」というようなロマンチストな思想な方は大変危険だというは覚えておいた方が良いでしょう。
 
 
 
 

 
 
 
 

映画「ビリギャル」を観てセンチメンタルな気持ちに襲われる


 
録画しておいた映画「ビリギャル」を観ました。


 ストーリー的にはまずまず面白く
 

主役の有村架純ちゃんも魅力的でした。

 

 


 

でも、なぜか観終わってから鬱々とした喪失感が胸に広がってきてしまいました

 

ストーリー自体は明るかったし、前向きなハッピーエンドで終盤を締めくくり映画自体は素晴らしかったのは間違いありません。
 
なぜでしょう・・・。
 
去年、「きみの名は」を観たときもそうでしたが、
 
喪失感がジワジワと溢れて、むなしい感覚に襲われてしまったのです。
 
自分にはなかった、鮮やかな青春時代
 
主人公の未来を夢見るまっすぐな気持ち
 
熱い想い
 
無限に広がる可能性
 
 
そのどれもが、私には失くしてしまったものばかりです。
 
 
自分がとっくの昔に忘れてしまっていた夢と希望に満ちあふれた自我・・。
 
でも決してもう二度と戻ることのできない若き時代・・。
 
未消化で満たされない思いがわっと胸にこみあがってきて、
 
画面を直視するのが正直辛くなりました。
 
私の学生時代は、楽しい思い出は皆無でした。
 
そしていつのまにか歳を重ねてしまい、今は色々なことを諦めて人生を過ごしています。
 
よく言えば、身の程(現実)を知ってしまったわけです。
 
夢に満ち溢れた映画をみると、逆に切なくなってしまうのです。
 
 
果たして「ビリギャル」を観て私と同じような感想を持った方はいらっしゃるのだろうかと気になっています。
 

 
 
 
 
 
 
 
 

百田直樹「モンスター」

百田直樹さん「モンスター」を読みました。

 

 

 

 

 

あらすじを簡単に説明すると、学生時代「モンスター」というあだ名がつくほど醜い顔をした女性が繰り返し整形をすることによって運命が変わっていくお話です。
 
2013年には、高岡早紀さん主演で映画化されています。
 
今でこそ吹っ切れつつありますが、醜形恐怖が最も酷かった10年ほど前に出会いたかった本ですねぇ・・。
 
 
レビューを見ると、(概ね高評価ですが)主人公が性格悪いとか感情移入出来ない、文章が下手くそなど辛辣な意見も多数あり賛否両論分かれていますが、私はこの手の内容の小説大好きです。
(百田さんの文章は、読書が苦手な人でも読みやすいと思います。)
 
そして、世間受け云々はともかくとして、主人公のように一本筋の通った強い女性はとても惹かれます。
 
主人公の和子ほど壮絶で波乱万丈な人生ではないけれど(彼女は家庭環境にも恵まれていないのが非常に残念です)、私も似たような経験をしたことはあるので(学生時代、ブス云々言われ人間扱いされない、大人になって容姿を磨く努力をしまくったこと等)、主人公に感情移入して読むことが出来ました。
 
ただし、私は彼女ほど強い意志もなく、一人の男性に対して長期間に渡り、あそこまでの激しい情念や執着を持ち続けることが出来ないことが決定的に違います。
 
私も小学生時代、好きな男の子に「気持ち悪い」と避けられたり散々な経験も多く、暫くは心の傷にはなったものの、初恋の男性なんて今はもう殆ど思い出すことのない存在です(苦笑)
 
男たちの浅はかさは滑稽としかいいようもないけれど(結局は顔かよ・・と呆れますね)、和子と結婚した大橋や大学の教授、そして物語の鍵となる英介は少し精神的に弱くて狡いところもあるけれど元々は善良で常識的な男性なのでしょうね・・・。(足守は間違いなくクズですがw)
 
崎村のように本物の愛と優しさを持った男と、もう少し早く出会えていれば彼女の運命は変わっていたのかもしれません。
 
崎村こそ、この小説の中でカタルシスの存在です。
 
そして、整形するなら彼女のように強固な意志を持って決行すれば、後悔もしない人生を歩めると思います。
 
結末は賛否両論分かれると思いますが、これほど一人の男性を狂おしいほどに愛せて、自分の力で運命を切り開いてきた彼女はとても幸せだったのでしょう。
 
読書数は結構多い私ですが、その中でも強烈なインパクトを残した本なのでご紹介させて頂きました。
 
 
 
 
 

はじめまして。

登録したばかりで、まだとまどっています・・。

 

これから、読んだ本や映画、そして美容情報など書いていきたいと思います。

 

美しいものや感性を刺激させてくれる作品が大好きです。

 

こんな私ですが、どうぞよろしくお願いいたします。