晴れた日には本を読もう

主に読んだ本、映画、美容情報を更新していきます。

ドラマ「初恋、ざらり」の考察

あまり最近ドラマを観ない私ですが、「初恋、ざらり」は今シーズン話題になっている&気になるテーマということで一気に観ました。

 

ネタバレになりますが、

 

主人公は25歳の知的障害&自閉症の女性。

クローズで障害を隠して運送会社に就職。

そこで出会った35歳の優しい上司に惹かれて、恋愛関係になり・・・。

 

というのが大まかなストーリーです。

 

 

個人的に、

 

*常識に乏しい(AM、PMの意味が分からないエピソードがそれですね)

*物の立体感覚がない

*不器用で仕事ミスが多く周りを苛立たせてしまいがち

*同時処理に何かやろうとするとパニックになる(配車担当するものの電話応対が出来ずにすぐに外されてしまった)

*暗黙の了解が通じない(「髪をくくってきてね」が通じずに、上をちょこんと結んだだけでOKだと思ってしまう)

*感情の制御が苦手(これは親友のともちゃんに顕著ですね)

 

発達や境界知能グレーの私からしてもあるあるある・・・・過ぎて、自分と重ね合わせて観るといたたまれない気持ちになりましたよ涙

それでも主人公の軽度知的障害という障害について細部まで丁寧に描かれていて、ストーリーも面白いしドラマとしては良質です。

 

ただ、疑問なのは「理解ある彼氏君」という存在。

優しくてミスをかばってくれて、早い段階で好きになってくれて、障害をカミングアウトしても受け入れてくれる神様みたいな彼氏・・。

実際現実問題として、あんなに都合よく「理解ある彼氏君」というのはすんなり現れて簡単に両想いになれるものなのでしょうかヽ(`Д´)ノプンプン?

その辺が、やはりご都合展開というか「ドラマ」だな~と思ってしまいました。

 

私なんて、マッチングアプリ数年やっていても彼氏は出来ずで、たまーに、いいな~&好きと思う男性がいても、こちらのことを好きになってくれない、もしくは軽く扱われたり都合よくキープされたりとか、そう簡単に「理解ある彼氏君」なんていないし現状は悲惨なものですよヽ(`Д´)ノプンプン

 

まあ、発達アラフォーの私とアイドル並みに可愛い顔面を持つ軽度知的障害の25歳の女性だったら、断然後者の方が有利だろー!と突っ込まれればそれまでの話ですが・・。

 

あと、35歳一般男性と25歳知的障害女性という組み合わせも、ちょっと・・と思ってしまいました。

 

逆の設定で25歳の一般女性が35歳知的障害の男性に恋をするというなんて展開だったら、、、どうなるのでしょうね?

もしくは35歳知的障害の女性、25歳の一般男性という設定だったら・・・これは視聴者から「ありえない!」ブーイングがきてドラマにすら出来ないのかもしれません。

ていうか、結局は年齢と顔かよ!

障害があっても顔が可愛くて若い女性なら素敵な理解ある優しい男性と幸せになれるのが世の中のシステムなの?と少しやるせない気持ちになってしまったのは私だけでしょうか?

 

こんなふうに、素直にドラマをエンターテイメントとして捉えられずにあれこれ捻くれて考えてしまう私です。

 

でも何度も言いますが、ドラマ自体はめちゃくちゃ面白いですよー。

色々な角度から考察するのが好きな人には是非観てみて欲しいです(感想聞かせて下さい♪)

 

ドラマの見逃し配信はこちらから視聴できます。

↓    ↓    ↓

最強の悲恋ドラマ「沙粧妙子 最後の事件」

 

失恋した時は、とことん悲しみに浸った方が立ち直りも早くなるということで、失恋ドラマや映画を観まくっています。

 

その中で、私が一番共感したドラマを本日紹介させて頂きます。

 

1995年の夏に放送されたかなり昔のドラマになりますが、ご存知の方はいらっしゃいますかはてなマーク

 

沙粧妙子 最後の事件 」主演 浅野温子 柳葉敏郎

 

 

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飯田譲治が語る『沙粧妙子最後の事件』
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今は放送禁止(?)になりそうというくらい、過激なサスペンスドラマです。

 

いわゆる恋愛恋愛したドラマではありません。

 

しかし、ストーリーの節目に「悲恋」という最大のテーマがあるのです。

 

元恋人梶浦の幻影に苦しみ薬が手放せない浅野温子さん演じる主人公の妙子。

 

最愛の婚約者を殺害され初めて殺意に目覚める柳葉敏郎さん演じる松岡。

 

殺人犯の柏原崇さんと広末涼子さんが護送バスのガラス越しで見つめ合って別れるシーン。

 

色々、素晴らしいシーンが沢山あるのですが、

 

私が一番共感できる登場人物は、5~6話で登場した

 

国生さゆりさん演じる北村麻美です。

 

 

↑若き日の麻美役時の国生さゆりさん、本当にお綺麗ですよね~♥

 

(注意)以下ネタバレになります

 

麻美は性的コンプレックスを持っています。

性的コンプレックスがあるから見た目を綺麗に派手に着飾ります。

コンプレックスがあるからこそ、自分は男性にとって魅力的な存在であるということを証明したい心理が働いてしまうのです。

 

その性的コンプレックスとは、、、、

 

性嫌悪があり男性とセッ〇スできない身体なのです。

決して男性が嫌いなわけでもノンセクシャルでもありません。

それなのに、、、、それが原因で3年お付き合いしていた男性にフラれてしまいます。

 

男性を求めていないわけではないのに出来ない・・・だからますます心と身体、そして行動がアンバランスになってしまいます。

 

そのコンプレックスにつけこんで、この物語のキーポイントである梶浦が彼女に近づいてきます。

 

そしてマインドコントロールして彼女に殺人を示唆するのです。

 

麻美は自分を性の対象にしたがる男、身体を求めてくる男を次々に毒殺で殺害してしまいます。

 

しかし、梶浦との恋愛も長続きせず、

 

「END」

 

その一言で強制的に終わらされてしまいます。

 

犯人捜索も進み次第に彼女は追い詰められていきます。

 

そして最後に行きつく先は、昔の恋人とよく行っていた遊園地・・。

 

観覧車の中で妙子との対峙シーンは見事でした。

 

妙子は言います。

「あなたを本当に愛してくれる男性に出会えていたら、あなたこんなことにならなかった」

 

麻美はキッパリ言い返します。

「もう一度言うわよ。私は梶浦と出会って後悔していない」

 

しかし、観覧車から降りた後、彼女は銃で自害して命を絶ってしまいますしょぼん

 

 

なんとも悲し過ぎる女性ですよね、、、、、、( ノД`)シクシク…

 

自分と重ね合わせて観てしまいました。

 

知っている人もいるかもしれませんが、私は元彼と肉体関係が原因(もちろん考え方や性格のズレもあったと思いますが)で別れました。

麻美は「END」で強制終了させられてしまいますが、LINEで端的に「別れましょう」と告げられたところも私と一緒。

置かれている立場、身体でなく心で繋がっていたいと願う麻美の気持ちが手に取るほどわかるのです。

ノンセクシャルでもなく男性が嫌いなわけではない(むしろ求めている)のに彼の身体を受け入れられなかった麻美、、、、、私とそっくり過ぎて・・・。

 

心のバランスを失ってサイコパス梶浦のマインドコントロールにかかってしまって、梶浦と私は本気で愛し合っていたと頑なに信じる麻美。

 

 

これこそ最強の「悲恋」ではないでしょうか(ノД`)・゜・。!?

 

ストーリーも役者さんの演技も申し分ないので、失恋したという読者さんもそうでない読者さんも時代を超えて見る価値のある作品です。

 

以上、私が今回の失恋で一番心に刺さったドラマでした。

 

皆さんの好きな失恋(悲恋)ドラマや映画はありますか!?

失恋したときは悲しい曲を聴きまくるに限る

お久しぶりです。

今年に入り、色々あり、、、。

 

数か月前に失恋してしまいました

 

早く立ち直るには、思い切り悲しむ&泣くのが良いというのはよく聞かれることだと思います。

 

私は辛い思いをしたときは、悲しい曲を聴いてどっぷり自分の世界にハマります。

 

そこで最近聴いているCDを紹介したいと思います。

 

*よく聴いている失恋曲その1

「泣きJAZZ」

 

泣きJAZZ
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1,530円

 

昔失恋した時もお世話になったCDです。

 

この中でも「Cry Me a River」が一番私のお気に入りです。

 

和訳すると歌詞が凄いことに・・・・!

「さあ、泣け!川のように泣きなさい!私が流した分だけあなたも涙を流しなさい!」

 

女を身勝手な理由で振った男が「やり直そう」と復縁を申し出て、女側が「何よ!今更!」と怒りながらも未練を感じているという、、、なんとも切ないですね。

 

私もいつの日かそんな日がくるのでしょうか・・?(今のところあの人から連絡が来る気配はないですが、先のことはわかりませんからね)

 

*よく聴いている失恋曲その2

 

砂の器サウンドトラック

 

砂の器 サウンドトラックより ピアノと管弦楽のための組曲「宿命」
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「砂の器」~コンプリートサウンドトラック盤~野村芳太郎の世界
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あの頃映画サントラシリーズ 砂の器 映画オリジナル音楽集
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1,742〜4,144円

 

気分が荒んでいるとき、落ちまくっているときは松本清張さんの映画やドラマに救われています。

 

砂の器の「宿命」は何度聞いても、心に響きます。

 

壮大な悲劇を表現された曲調、、、、、、心が苦しい今こそ何度も何度もリピートして聴いています。

 

 

皆さんは失恋したり苦しい時はどんな曲を聴きたくなりますか!?

 

読書するためのモチベーション

私は再読含め平均すると年間100冊以上本を読みます。

 

読書したキッカケを教えて下さい。

 

読書するためのモチベーションって何かあるんですか?

 

とたまに聞かれることがたまにあります。

 

 

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キッカケ?

 

モチベーション?

 

 

そんなのないわい!!ヽ(`Д´)ノ

 

ただ本が好きだから物心ついた時から読んでいたし、大人になってからも知りたいことが多すぎるから自然と書物を手に手に取っているだけなのですよ。

 

私にとって読書とは、テレビをみることやネットとみることと似たようなものです。

 

テレビ見たりネットするのにモチベーションは必要なんですか?

 

本を読む気力がない時は読まなきゃいいだけだし、読みたくなればまた読めばいいだけの話。

 

自称読書家の方達の一部は「頭良くするために読書する」「読書は崇高な行為」的な自分は普通の人と違うんだぞ的な意識高い方もいますが、私にはまったくそういうのはありません。

 

娯楽の一部として読書しているだけです。

 

だから、新書でも小説でもノンフィクションでも漫画でもファッション誌でも週刊SPA(笑)でも読みたいと思ったのは何でも読みます。

 

「こんな本は馬鹿が読むものだ!」的な書籍の分野に対する偏見も一切ありません。

 

そんな読書のキッカケやモチベーションもへったくりもない私ですが、強いて言えば、視野を広めたいという気持ちは常にありますね。

 

もともと私は内向的で人と接するのが苦手なので視野が狭くなりがちです。

 

読書をしていなければ、「何で私だけがそんなに不幸なの?」と常に悲劇なヒロイン的な痛い思考に陥っていたかもしれません(あー恐ろしい((((;゚Д゚)))))

 

色々な立場の人の物の見方や背景、人々の感情の理解が出来るようになり、独りよがりの発想が少なくなったことが読書をして得たことです。

 

私は今後も娯楽として一生(目が見えなくなるまで)読書を続けていく予定です。

 

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「十和子道」君島十和子著

アンチキラキラ派ですが、綺麗な人と美容本は大好きだったりします(笑)

そんな私が本日ご紹介する本はこちらです

↓   ↓   ↓

「十和子道」君島十和子

 

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この方の著書は他にも何冊か持っていますが本当に美容が好きなんだなぁと改めて感心しました。

私より大分年上なのに、この美貌を保っていらっしゃる美意識の強さは尊敬の域に達します。

 

美容以外にも夫婦のことや好きな本のこと、お金についての考えにも触れられていました。

 

何より夫婦仲が良くて羨ましい、、!

 

ご主人が仰る通り、結婚前の女優として活躍されていた頃の十和子さんより今の方がお綺麗になっているのは凄いですね。

 

美容についても本についても好奇心旺盛で可憐な容姿から想像もつかないほど芯がしっかりしている十和子さん、私より大分お姉さんですがお友達になりたいです。

 

50歳でもこんな素敵な女性でいられたら、きっと人生も楽しいんだろうなぁ・・・。

 

年齢を重ねることに対して最近ネガティブに捉えがちでしたが、そんな気持ちを吹っ飛ばせてくれた本です。

 

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「ピケティと21世紀の資本論」を読んで格差問題について考えてみた

ピケティには以前から興味がありましたが、原本は内容も分かりにくいという評判だったのでイラスト入りの書籍を購入してみました。

 

 


 

 

 

 

どんなに働いても労働者でいる限り、一生貧困層から逃げ出せない仕組み。

 

一方、大した労働をしなくても不労所得が入ってくる裕福な層も確かに存在する。

 

そんな残酷な「格差社会」の仕組みについて説明された本です。

 

 

では、格差社会のピラミッドに立つにはどうしたら良いのかという問題ですが大きく分けて2つの方法があります。

 

1、自らが資本家になる

今は資本家になろうと思えば誰でもなれるのです。

株式投資、不動産投資を勉強してみるのも1つの手です。

今では東証株価指数に連動した投資信託や、ETFなど株式の「インデックス運用」が個人でも可能な機会が増えていますので運用してみるといいかもしれません。

 

不動産投資はリスクが高いものの、REITあたりは手軽に始められます。

 

2、自分が他の人より高い成長率を実現する

まずは「高い成長率の企業で働く」というのがシンプルな解決策でしょう。

その上で「労働時間を多くする」という手もありますがそれには限界があります。

「時間の生産性を高める」のと今後の知識や技能を蓄えるために「自分という資産に投資する」という方法が推奨されています。

 

しかし、いくら資産が増えたところで上には上がいて、富裕層の中でも格差は生まれてくるでしょう。

 

そして、私は株や不動産を買うお金すらもなく、馬鹿な上に身体も弱く体力もないという企業にとって使い物にならない人材です。

 

これも格差です。

身体や頭脳に恵まれないという、生まれつきどうしようもない人も世の中存在するのです。

 

馬鹿、貧乏、能無し、そんな私が生きる術とは・・・・??

 

格差を否定するのではなく、肯定して自分らしく生きる方法を探るのが一番幸せなのでは?と自分の中での結論です。

 

私が今後「格差社会」について備えておきたいことは、、、、

 

1、取るに足るを知って、今あるものに満足すること

私はアンチキラキラ信仰者です。

見栄を張ったりマウンティングするより、今あるもので幸福に暮らすことを考えたいです。

家族を持たない、家を持たない、ブランド品を買わない・・etc

pha氏の「持たない幸福論は参考になりました。

 

過去記事はこちら

↓  ↓  ↓ ↓

wakana9055.hatenablog.com

 

 

 

2、必要以上に搾取されないように知恵をつける

税金や補助金の仕組み、確定申告について少しは勉強しておこうと思います。

控除、補助金、失業保険・・etc

使える制度はどんどん利用しないと損をします

 

3、個人主義を貫く

最終的にはなんといってもコレではないでしょうか。

会社や組織をアテにしない。

月に数万円~10万円の副収入を得るために行動&勉強する。

メディアの流行に踊らされずに流されない。

タピオカが人気だろうが、あんな1杯の飲み物で500円以上払うなんて馬鹿げています。

搾取もいいところです。

最近は「鬼滅の刃」が流行っているらしいですが、映画館まで行って観に行く価値があるのか客観視しています。

DVDレンタルだと100円、アマゾンプライムだと500円で色々な動画見放題ですからね。

たとえ1900円でも本当に価値のあるものにしかお金を使いたくないですね。

クリスマスや正月、ハロウィンなどメディアが作った商業的な行事はスルーして、必要以上に出費せず普段と変わらず過ごすのも大事です。

周りがなんと言おうが、自分のペースを崩さず生きていくのです。

 

まとめてしまえば、格差なんてちっちゃなことは気にせず個を貫いていこうと改めて考えた次第であります。

 

合わせて読みたい本

↓   ↓  ↓


 

 

 

 

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「ブッダのように私は死んだ」を聴いて久々にしびれました

私はあまりテレビを観ないのですが、NHKのうたコンは目を通しています。

 

そんな中、久々にしびれた歌が・・・

 

 坂本冬美ブッダのように私は死んだ」

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サザンの桑田さんが作詞されたそうで。。。。

 

死んだ女性、男性へのそして此の世への未練、、、

 

「人を見下した目や身なりの悪さは許す。でも箸の持ち方は無理でした」

 

「お母さん、ごめんなさい。みたらし団子が食べたい」

 

 

アングラだけどファンキーな世界観がつまった歌詞ですね。

 

謡曲調のメロディに、この歌詞・・。

 

「また、君に恋してる」のようにヒットするのでしょうか?

 

紅白で冬美さんがこの曲を歌われた時は嬉しかったです(*^^)v