晴れた日には本を読もう

主に読んだ本、映画、美容情報を更新していきます。

蛭子能収さん

蛭子能収さんの本を2冊読んでみました

 

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蛭子能収のゆるゆる人生相談 [ 蛭子能収 ]
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ひとりぼっちを笑うな [ 蛭子能収 ]
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2冊とも個人主義もそこまで極めれば怖くないと勇気が出てきましたね

 

ゆるゆる人生相談で、「担任の先生が「友達を作りなさい」と言うのですが僕は友達がいません。友達は必要なんですか」と相談した小学生男子に対して、彼の回答を一部紹介します。

「もし、君が一人でいることが好きだったら先生の言うことは聞かなくていい」
「もし、友達を作りたいと思うなら、誘われても断れる人がいいですけど、そうでないなら友達なんて必要ないもの。好きなように生きていたほうがいいですよ」

 

誘われても断れる・・・云々の部分には共感しまくりです。

 

蛭子さん、今まではいつもヘラヘラしている変わり者のおじさんというイメージしかなかったけれど、意外と良いことを言うじゃないの!!

少し見直してしまいました

 

Pha「持たない幸福論」

ニート界のカリスマといわれるpha氏の著書を読んでみました。


*「持たない幸福論」pha著


 

 

 

持たない幸福論 [ pha ]

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「持たない幸福論」は、「家族を作る」や「社会で働く」という日本で培われていた文化や価値観などに縛られなくても大丈夫、もっと自分らしくゆるーーく生きても大丈夫なんだよというメッセージがこめられた本です。

 

多分内容からして男性の読者が多そうだけれど、女性でも十分参考になる本です。

 

特に独身女性だと、それなりに自分自身は楽しんで満足していても、一歩外に出ると「女は結婚して子を生んでこそ一人前」「生涯独身なんて女として可哀想」という世間の余計な干渉や一般論の押し付けの鬱陶しさから、まだまだ抜けられない人の方が多いと思います。

 

そんな頭の固いオッサンやオバサンの価値観から自由になって、似たような価値観の仲間とゆるーーく繋がって人生楽しみましょう♪というのが本書の主な内容です。

 

私も体力がなく、出来れば楽してのんびり暮らしたいという著書の価値観に近いせいか、著書の意見のおおよそのことは賛同できました。

 

ただし、著書との決定的な違いは知性と人間関係構築力・・・(phaさんって色々スペックが高すぎるんですよ)

 

phaさんの生い立ちで、学生時代にいじめられたとか、家庭の経済状況が貧困だった(京大に行けたくらいだし、一般家庭より水準が高く裕福そうですね)、発達障害アスペルガーADHD)だったという記述はどこにも見当たりません。

 

ニートや引きこもりになる方は、人間関係やコミュ力に難のある方のほうが多いのではないでしょうか?


ゆるーーい繋がりを築くこと自体が困難なので、きっとphaさんは世渡りが上手なのだと思います。

 

孤独癖があって、人間関係が苦手なのはどうしようもないことですからねぇ。。。。

他者と共同生活でゆるーーく繋がるのは難しいから、私はこうやってブログを書いてネット上でゆるーーく繋がって満足してしまっています。

 

しかし、この方は自身でニートだ、働きたくないと言っているわりに、京大卒でプログラミングの資格を持ち、シェアハウスの主催者、本を3冊出版、大学で講演したり・・と、ニートにしては結構お金を稼いでいるし、やっていることが経営者と殆ど変わらないと思うのは私だけでしょうか??

 

ニートを売りにしてそれを職業にしてしまった経営者なんて・・・ますます興味深い方です。

 

少なくとも、私はこの本を読んで元気が出たので、著書のような人物は社会にとって需要があるのだと思います。

 

今後も「働きたくない」などとは言わずに、本を出してくれることを祈ります。

 

*興味のある方はこちらの本も一緒に読むと、より楽しめます

ニートの歩き方 [ pha ]



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雨宮処凛「小心者的幸福論」

結構前から気になっていた作家の雨宮処凛さん。

はじめて彼女の書籍を手にとって読んでみました。

読んだのはこちら

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小心者的幸福論 [ 雨宮処凛 ]
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小心者的幸福論

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読んでみた感想・・・・、とにかくびっくりしました

何でこんなに私と思考が似ているのだろうと

小心者で気にしいでいつもビクビクしているなんて・・・・まさに私そのものですww
ついでに嫌いな人間のタイプも彼女と一緒

 

すぐ怒る人や自信満々な人、すぐ人を枠にはめようとして決め付ける人が大、大、大嫌い!!なのです。


泉ピン子「女子刑務所」シリーズの不幸満載の2時間ドラマが好きというのも一緒です。


他にも泉ピン子のオススメドラマとして、「渡る世間は鬼ばかり」「おしんなども挙げられていました。

そういえば彼女の出ているドラマは、いずれも姑いびりや貧乏をテーマにした悲惨なものばかりですね。

 

貧困や生き辛さで悩んでいる皆様、これから「泉ピン子」に焦点を当てて生きてみましょう(爆)

 

フェイスブックSNSリア充の人なんて無視して正解です

テレビもあまりオススメしませんが、もし観るとしたら蛭子能収泉ピン子が出てくるものが無難かもしれませんww

phaさんの書籍もそうだけど、最終的に「ゆるく生きる」のは苦しみを減らすコツなのかもしれないな・・と最近考えが変わってきました。

 

同じ貧乏でも、色々なことに期待せず「まあ、いいか」と楽しく何も考えずにいたほうが絶対人生楽しくなりそうです。

 

雨宮処凛さんは、他にも貧困や政治などにも詳しい方のようです。
もっと彼女の本を読んでみたくなりました。

特にお金がない&人間関係が上手くいかない&生きづらいなどの人には彼女の本はオススメです。

 

少なくとも私は「小心者幸福論」は読んだ後、凄い元気になれました

一つ注意をするとしたら、、、電車の中で読む場合は声をあげて笑ってしまいそうになることです(爆)

内向的性格は恥じることではない

我々は幼いころから、家庭や学校で洗脳されすぎています。
 
明るく元気=いい子
 
という、一般論がどれだけ多くの人に負担を与えてしまっているのかと思うとぞっとします。
 
外向的なのは良い性格で、人見知りや臆病、人と接するのが苦手ということは「悪」という風潮になってしまっているのです。
 
生きづらさを感じるのは圧倒的に内向的な性格の人ではないだろうか。
 
そんな自分は内向的だ、と思っている人に読んでもらい本はこちらです
 
↓  ↓   ↓

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内向型人間の時代 [ スーザン・ケイン ]
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内向型を強みにする [ マーティ・オルセン・レイニー ]
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内向型を強みにする [ マーティ・オルセン・レイニー ]
1,404円
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この2冊の本は、内向型の人にとって勇気が出る内容です。
そして、私が理解できなかった外向的な人の物の見え方や価値観なども知ることが出来て、そういうことなのか・・と目から鱗の連続でした。
 
内向型も外向型も生まれ持った脳の資質なのです。
 
外向型=刺激を「外」に求める。外界の刺激を欲するため、表に出ること、新しいことにチャレンジすること、人との交流を積極的に求める
 
内向型=自分の「内側」に意識がいく。一人でいることでパワーが充電できる。よって自分(人の)内面に深く意識がいき、洞察力や観察力が鋭くなる。感受性が強く、繊細に物事を考える傾向が強い。
 
外向型、内向型の、それぞれの特質を簡単に書いてみましたが、そうやってみると内向型ってなかなか悪くない、むしろ誇るべき資質だと思いませんか
 
内向的であることは、決して恥じるべき性格ではないのです。
 
皆でワイワイ出来ないことや友達が少ないことで後ろめたさを感じる必要はないのです。
 
友達がいなくても、スリルや冒険など外界の刺激がなくても、内向的なあなたは「心」ひとつで十分人生を楽しめる素質を持っているのですから。
 
自分の性格を正しく知ることが、自分らしく生きること、つまり生きづらさを解消する手掛かりになると思います。
 

山本文緒の「ファースト・プライオリティー」を10年ぶりに再読してみた

私が10代の時から好きだった作家、山本文緒さん。
 
「ファースト・プライオリティー」を約10年ぶりに読み返してみました。
 
 

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ファースト・プライオリティー 角川文庫 【文庫】
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この小説は31歳の女性主人公の短編ストーリー31本で成り立っています。
 
本が発売された当初は私はまだ24歳。
 
当時は、面白いなぁ・・と思いつつ、それほど印象に残る本というわけでもなく、1度読んだきり家の押し入れにしまったままになってしまいました。
 
ところが、現在35歳の私が読み返したら・・・
 
 
ああーーーーー、分かる、分かる、分かる・・・!!の嵐です。
 
若年期更年期障害の話やら、プロレスラー系の容姿をした30代未婚姉妹が2人暮らしでぼちぼち過ごす話やら、母親が突然死してしまう話やら・・・リアリティがありまくりです
 
30代の女性が突き当たる壁を的確に表現していますよ(;^_^A。
 
山本文緒さんの描く登場人物は、「性格が悪い」という感想が多いですが、そこがツボなのです。
 
優等生のいい子ちゃんなんてつまらないし、人間誰でもブラックな面はあるのですから・・・その自分でさえも認めたくない心の闇の部分を重くならずにサラリと表現してしまうのが彼女の凄いところだと思いました。
 
「偏屈」の主人公なんて、まさに私そのものです(苦笑)
 
でも1番ホラーなのは「手紙」の主人公ですね。
 
ネタばれになるので詳細は控えますが、あんな31歳の女性がいたら怖いですねぇ・・・・(((( ;°Д°))))
 
 

死にたくなったらこの本を読め

 

 

人によるしれませんが、私は気が滅入ったときや死にたくなった時は本を読むことで救われています。
 
「もう、死んでしまいたい!」と衝動的に思った時こそ、あえて自殺について書かれた本を読んで「死」を客観視するのです。
 
今日は、「自殺」「死」について書かれたオススメ本を紹介いたします。
 
まずは、マニア(?)の間では有名な鶴見さんの「完全自殺マニュアル
 

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送料無料/完全自殺マニュアル/鶴見済
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こちらの本は、精神論など一切語られずに、ただ淡々と自殺の方法について書かれています。
 
(私がこの本を読んだ当時はまだ学生でしたが)本を読んで最初に思ったことは
「死ぬのは、当分先でいいか・・・」
です。
 
一時期、「自殺を促進させる可能性がある」と問題書籍として扱われていたようですが、むしろ自殺防止の効果がある本だと思います。
 
この本を読んで、私と同じように「死ぬのはやめておこう」と思った人は大勢いたのでは?と予想しています。
 
次のオススメ本はこちら
 
     

 

自殺者が語る死後の世界 (サラ・ブックス (432))

自殺者が語る死後の世界 (サラ・ブックス (432))

 

 


 
もう手元にはありませんが、かなり衝撃的な内容でした。
 
一番いじめが酷くて、毎日「死にたい」と思っていた中学1年の頃に買った本です。
 
なんという地獄の世界・・・
 
「自殺だけは怖くて出来ないな」と20年以上前に読んだ本なのに強いインパクトが残っています。
 
自殺防止のためにも、こちらのサイトも合わせて読むと分かりやすいでしょう(本書についても一部載っています)
http://jstnamiwn.nobody.jp/index.html
 
 
この2冊の本と上記のサイトで、私の「死生観」が大分変りました。
 
「死んだら天国に行ってお星さまになるの・・」というようなロマンチストな思想な方は大変危険だというは覚えておいた方が良いでしょう。
 
 
 
 

 
 
 
 

映画「ビリギャル」を観てセンチメンタルな気持ちに襲われる


 
録画しておいた映画「ビリギャル」を観ました。


 ストーリー的にはまずまず面白く
 

主役の有村架純ちゃんも魅力的でした。

 

 


 

でも、なぜか観終わってから鬱々とした喪失感が胸に広がってきてしまいました

 

ストーリー自体は明るかったし、前向きなハッピーエンドで終盤を締めくくり映画自体は素晴らしかったのは間違いありません。
 
なぜでしょう・・・。
 
去年、「きみの名は」を観たときもそうでしたが、
 
喪失感がジワジワと溢れて、むなしい感覚に襲われてしまったのです。
 
自分にはなかった、鮮やかな青春時代
 
主人公の未来を夢見るまっすぐな気持ち
 
熱い想い
 
無限に広がる可能性
 
 
そのどれもが、私には失くしてしまったものばかりです。
 
 
自分がとっくの昔に忘れてしまっていた夢と希望に満ちあふれた自我・・。
 
でも決してもう二度と戻ることのできない若き時代・・。
 
未消化で満たされない思いがわっと胸にこみあがってきて、
 
画面を直視するのが正直辛くなりました。
 
私の学生時代は、楽しい思い出は皆無でした。
 
そしていつのまにか歳を重ねてしまい、今は色々なことを諦めて人生を過ごしています。
 
よく言えば、身の程(現実)を知ってしまったわけです。
 
夢に満ち溢れた映画をみると、逆に切なくなってしまうのです。
 
 
果たして「ビリギャル」を観て私と同じような感想を持った方はいらっしゃるのだろうかと気になっています。
 

 
 
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