小池真理子「愛するということ」
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小池真理子「愛するということ」
愛するということ [ 小池真理子 ]
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こちらの本は確か3年半前、失恋で落ち込んでいた時期にオススメされた本でした。
今更になって読みました(3年前に読んでいればよかった・・)
愛の始まりから失恋を描いたという、あくまでの普通の恋愛小説ですが、失恋したときの主人公の苦しい心情がこれでもか、これでもか・・というほど綴られていて、この描写がいちいちリアルで・・・失恋真っ只中にいる人には共感間違いないでしょう。
それにしても、主人公の元彼の野呂&セフレの柿村には、何だかあまり魅力を感じることが出来ませんでした。
男の愚かさやずるさや悪さが凝縮されていて、正直嫌な気持ちになりましたね。
前に片思いしていたあの彼を思い出してしまいましたよ・・。
主人公が関わる男性の中では、俳優の拝島さんが一番好感を持てました。
小池さんの書く文章も素敵だし、「失恋小説」としては傑作でした。