晴れた日には本を読もう

主に読んだ本、映画、美容情報を更新していきます。

「馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください」藤森かよこ著

本日紹介する本はこちらです

↓    ↓  ↓

 

藤森かよこ著「馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください」

 

いやー、傑作でした!

今年読んだ本の中でNO1でした。

 

こちらの本は、よくある綺麗ごとやキラキラした言葉を羅列した(「願えばあなたは絶対成功する!」的な、笑)自己啓発書ではありません。

世の中の真実や現実の嫌な部分をこれでもか!というほど突き付けてきます。

 

サバイブ術の1つに「美容整形」をあげていることはお見事でした。

 

本書を読んで、私も20代のうちに整形しておけば良かった。。。と少し後悔しているくらいですよ(笑)

 

 

しかし、この本の「馬鹿」「ブス」「貧乏」は私にとって少し敷居が高かったですね。

 

まず著者は元大学教授であり、著者の年齢(60代半ば)で大学院進学できる時点でまず「馬鹿」ではないですよね。

写真もチラリと見ましたが、元教授ということもあり年相応で上品な雰囲気で「ブス」「醜い」といった風貌にはとても見えませんでした。

こんな本を出している時点で(しかもベストセラーとのこと)「貧乏」とはいえないです。

 

この本の中では「あなたは馬鹿ブス貧乏だから」というフレーズが何度も出てきますが(そこを不快に思われる方もいるようですが私は爆笑しました)、著書が指摘している馬鹿=有名大学卒以外、ブス=顔を商売として食べていけない人、貧乏=大企業の偉い役職についていたり経営者としてバリバリ稼いでいる人以外全てなんですよね・・、それにすべてに当てはまる人って・・・

 

国民の1%ですよ((((;゚Д゚))))

 

1つ残念だった点は「最貧困女子」に出てくるような、本当に救いようのない発達障害精神障害、知的障害を持っている人のサバイブ術には触れられていなかったことです。

 

 

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重度の障害なら年金がもらえたり社会支援も受けられるのだろうけれど、私のような国から保護金を貰う対象にならないような「ギリ健常者」&無年金障害者(一般労働さえも困難なんです)、そうい人に向けた「闇のサバイブ術」(爆)も書いて欲しかったですね(次作に期待!)

 

それでも、ごく一般の普通の人にとっては十分過ぎるほど人生指南書です。

 

そして、この本を読んで改めて「読書」は続けていきたいと思いました。

20代の頃から、年間100冊読書を続けていて本当に良かったです。

著書の言う通り、「読書を舐めるんじゃねーよヽ(`Д´)ノ」です。

巻末にある書籍リストも充実していて本を選ぶ際に参考にしたいです。

 

本書は女性向けの人生指南書に分類される本ですが、「馬鹿ブス貧乏」でない女性男性にもオススメできます。

特権階級1%以外の人なら、自分の人生をサバイブするのに役立つヒントは絶対書かれています。

 

注→キラキラ信仰女子や将来に希望を持っている人、フワフワした耳障りの良い言葉を求める人は、棘が突き刺さりますので覚悟が必要です(笑)

 

 

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貧困について考える② 「貧困自慢」してしまう人の心理

最近、貧困の本を続けて読んでいます。

前回に引き続き「貧困」についての持論を少しずつ語っていきたいと思います。

 


 


 

 

 

 

SNSを見てみると、少し前までは、「金持ち自慢」が叩かれていたのに、最近では「貧困自慢」「節約自慢」が叩かれる風潮にあるみたいですね。

 

1か月の食費が2万ですと言うだけで、「貧困自慢」と叩かれてしまうという叫び

 

今日は、「貧困の人はなぜ「貧困自慢」してしまうのかはてなマーク私なりの持論を書かせて頂きます。

 

1、SNSやインスタの「キラキラ自慢」にうんざりしているから

 

貧困層の私から見るとキラキラ信仰者は正直ウザいですショック

 

リア充アピールは見ていて胡散臭いですハートブレイク

 

その反骨精神で貧困や質素な生活ぶりをアピールしたくなってしまうのです。

 

2、心のバランスをとるため

 

お金がないと心も貧しくなってくるはある意味当たっています。

何をするにも「お金がもったいない」と行動の選択肢も減りますから、自然と卑屈になってくるのですよ笑い泣き

 

そこであえて、私は1か月このお金だけで暮らしているぞ!、貧乏でも暮らしていける自分凄いだろ!?と無意識のうちにアピールしたくなってしまう、というか、アピールすることで自尊心を保っている部分はあります。

 

 

3、共感が欲しいから

 

まあ、これはSNS,ブログやっている人全般に共通しますが、自分と同じような境遇の人にリプやコメントを貰えたり、いいね!押して貰えたりすると単純に嬉しいもんなんです。

 

そんなこんなで「貧困自慢」「貧困アピール」してしまう人の気持ちを代弁してみました。

 

どうか皆さん、あまり「貧困自慢」叩きしないで下さいませ~笑い泣き笑い泣き

 

 

貧困について考える。国民がいくら騒ごうが貧困≒自己責任にならざるを得ない

ご無沙汰していました。

最近、貧困の本を続けて読んだりしています。

 


 


 

 

最後にブログを更新した後から、世の中はコロナ禍で大変なことになってしまいましたね叫び叫びダウンダウン

 

私は2月3月当時、コロナはそこまで騒ぐほどのことではない、感染者数もそこまで多くならないしそのうち収束していくだろう(←この予測は喪ごとに外れてしまいましたね・・・ハートブレイク)、それよりコロナの影響によって経済がまわらなくなったり経済的打撃を受ける人も多くなったり自殺者が増えるのではないかと心配していました(←そちらは私の予測通りになってしまいましたしょぼん

 

私自身も、今年はコロナの影響と経済的な打撃をもろに受けた一人です。

 

そんな状況になっても、国は何も救ってはくれないということを改めてこの1年で実感しました。

 

国民一律給付金10万円、経営者&事業者による100万円給付、飲食店休業補償金50万etc、、、、1か月か2か月だけの我慢なら十分な手当てだと思います。

 

しかし、もうじき1年ですよ!?

 

給付金や補償金なんて、あっという間に消えてしまいますよ・・・ダウンガーン

 

TwitterなどSNSでは貧困やお金についての書き込みを沢山みます。

 

「こんな状況なんだから毎月10万円くらい配布して欲しい」

 

「月10数万円の給料で満足している人たちは間違っている。誰もが皆豊かになるように声をあげよう!」

 

「低収入、節約を当たり前だと思っているこの国、もう終わった」etc

 

皆さん、このご時世ですからお金については過敏になっている様子が伝わってきます。

 

しかしよく考えてみて下さい。

パニックで国民がこれほど騒いでいる状況でも国は助けてくれないし、GOTOキャンペーン云々(←旅行なんてお金に余裕がある層向けだよね?)とか見当違いなイベントやっている、、、これが日本という国なんですよ。

 

税金下げろ!

給付しろ!

豊かな国にしろ!

 

いくら国民が騒ごうが政府には届きませんよ・・汗笑い泣き

 

だって、今のこの状況でさえ最低限のお金さえ出せないのですから、、、もう国全体が赤字でヒーヒー言っているのでしょうえーんえーん

 

貧困を仕方ないと受け入れてしまうのは、「個人の問題」「自己責任論」の問題と捉えているからだという意見をよく聞きますが、そう思わざるを得なくしてしまう。。それが今の日本の社会ですよ。。ダウン

 

今回のコロナ騒動で勝ち組な人って、テレワーク出来て給料も変わらずのホワイト企業に勤めている人、いざという時のための貯蓄をしている人ですよね。

 

会社は個人で選べるし、貯金してなかったお前が悪い←前述したようなことを言いながらも、こういうことも平気で言えてしまうから恐ろしいです。

 

貧困≒「自己責任論」という風潮はまだまだ続いていくのでしょう。

 

 

 

 

前田忠明著「大原麗子 炎のように」

今日、紹介する本はこちらです。

 

大原麗子 炎のように」前田忠明

 

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大原麗子さんが、亡くなってもう10年が経つのですね・・。

 

こちらの本は生前彼女と親しくされていたレポーターの前田さんが、実弟のインタビューなどを元にして大原麗子さんの子供の頃から亡くなるまでのエピソードが色々語られていました。

 

外見は綺麗で可憐ではあったけれど内面は気性が激しく男勝りというギャップ、そして最期は「孤独死」という波乱万丈な人生。

 

孤独死という衝撃的な死を遂げた彼女。

 

亡くなった2009年当時ワイドショーやマスコミでは、「悲惨な晩年を過ごした」という部分ばかりがクローズアップされていたように記憶しています。

 

ただ、彼女は本当に可哀想な最期だったのだろうか?

 

本書を読む前は私も「あんなに華やかな人でも最期は・・」思っていましたが、間違っていました。

 

麗子さんは本当に強い女性だったのです。

 

1人の女性として幸せになることよりも、女優になって魂を燃やす生き方を選択した彼女。

亡くなる直前まで女優であることにこだわった彼女。

彼女は自ら選んで「孤高」を生きた、そして最期「孤高の死」を選んだのだと。

 

彼女らしい最期だったのではないでしょうか。

 

私は彼女のように華やかな美貌もなく、お金を稼ぐ能力もない、でも根本的に孤独感を感じていて「1人」で生きなければいけないと潜在的に強く思っているところに、とても共感しました。

 

私も結婚する予定もなくこのまま独身を通せば、孤独な晩年を過ごし孤独死になるだろう。

 

どんなに孤独になっても病に苦しめられたとしても、それでも自分を持って生きたいと強く思いました。

 

誇り高く美しく生きた大原麗子さんは、永遠に人々の心に残り続けるでしょう。

 

 

 

 

 

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映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

本日、紹介する映画はこちらです。

↓  ↓  ↓

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」 2008年米 主演 ブラッドピッド

 


 

 

洋画で久々に心動かされた作品です。

 

私自身、年齢を重ねるにつれ希望や夢が亡くなり絶望感や喪失感ばかりが募ってきています。

 

まさに人生折り返し地点の焦りと老いに対する恐怖で毎日心が蝕まられています。

 

しかし、この映画の主人公のベンジャミンは老人の姿で生まれ、年を重ねるにつれ肉体はどんどん若返っていくという運命を背負って生きています。

 

老いを迎えることの恐怖は世間では一般化されていますが、どんどん若くなっていくという人生もまた辛いものなのかもしれないと感じました。

 

ベンジャミンが幸せだったのはちょうど人生の折り返し地点の40代の一時期だけだったのかな・・と思うと、とてもやるせないですね・・。

 

精神年齢と肉体年齢のバランス、運命の女性ベイジーとの年齢のバランス、色々な面でバランスがとれていてピッタリとはまっていた刹那の幸せ。

 

「永遠なんてないのね」

 

「この(2人の)姿、しっかり目に焼き付けておきたい」

 

人生は、なかなか儚いものです。

 

今の年齢を懸命に生きたい、現在を生きるこの瞬間を愛しく大事にしていこう、と強く再認識させられました。

 

 

 

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なぜ私は「秒速5センチメートル」に惹かれてしまうのか?

前回の記事、映画「秒速5センチメートルの追記です。

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wakana9055.hatenablog.com

 なぜ私は、この映画に惹かれてしまったのだろう?

なぜ主人公に感情移入してしまったのだろう?

 

巷ではこの映画をみて余韻から抜け出せなくなってしまった人を「秒速病」と呼ばれているらしい。

 

私がこの映画に惹かれ感情移入して世界観にはまってしまった理由として考えられるのが、自身の恋愛経験からきていると考えられる。

 

私には、10代の頃ではなく大人になってからだけれど「遠距離恋愛」の経験がある。

 

しかし、逢いたい時に逢えない、顔を見れないというのは、恋愛の継続を非常に困難にさせてしまう。

 

最初の頃はメールでのやり取りを頻繁にしていたものの、回数がどんどん減っていってしまう。

 

「文字だけのやりとり」は限界がある。

 

次第にその「文字だけのやりとり」に虚しさを感じはじめ、どちらかもなく自然消滅のような形になってしまうケースが遠距離恋愛の場合は非常に多い。

 

しかし、相手を嫌いになっったわけではない。

彼のことは変わらぬ「好き」なままなのだ。むしろ「好き」という気持ちも会わない分、美化されたり理想化もされてしまう。

 

これが普通のお付き合いだったら、別れを迎えるにしても相手の嫌な部分を近くで沢山見てうんざりして限界となっていくのだろうけれど、遠距離恋愛破局というケースにはそういうことがないのだ。

 

貴樹が明里を心のどこかでずっと引きずっているのも納得がいく。

 

まして10代の時の初恋の相手だからこそ切なさも余計増す。

 

遠距離恋愛の束の間の逢瀬の刹那の瞬間、ずっとそのままではいられないという諦念にも似た気持ち、相手を忘れることのできない・・・・そういう切なさがダイレクトに私には響いてきたのである。

 

明里が貴樹に渡せなかった手紙の用に、ひっそり箱の中にしまって時々読み返したい。

私にとって「秒速5センチメートル」はこんな風に心の中でひっそりと大切にしていきたい映画である。

 

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映画「秒速5センチメートル」

久しぶりの映画紹介です。

 

本日紹介する映画はこちらです。

 

新海誠監督 「秒速5センチメートル

 

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「君の名は」を鑑賞した時も思いましたが、彼の描く街の風景、都会と田舎の描写は景色の美的感覚は本当に素晴らしいですね。

 

アニメ映画でもジブリ作品は好みではないのに新海さんの描く世界観にはすっぽりはまれるのは何故でしょうね・・。

 

ストーリーも私好みで切なくて良かったです。

 

ただ口コミでは

 

*鬱映画

*主人公の男(貴樹)が未練タラタラ

*全般的に男性のファン層が多く、女性ファンが少ない

 

・・という辛口意見も多い印象を受けました。

 

私は女性では珍しく(?)この映画にハマってしまい原作も漫画も読んだのですが、この映画は「鬱映画」「男が未練タラタラ」なのか考察していきたいと思います。

 

この映画を観終わって「鬱」になったという人は、恐らく明里と喜樹が結ばれなかった、というハッピーエンドにならなかったラストを「鬱映画」と評価してしまったのだと思います。

 

しかし「恋愛」は2人が結ばれるということだけがハッピーなのでしょうか?

結ばれない初恋だからこそ、最後明里が踏切の前にいなかったからこそ余韻のある素敵な映画にもなったのでしょう。

 

あとラストシーン、貴樹は最後の最後にふと顔に笑みを浮かべてたのです!

 

これは諦念という意味にも捉えられますが、明里への思いに無意識に縛られていたことへの思いの解放なのだと私は解釈しています。

 

あの、すれ違いのシーンこそが貴樹の呪縛を解いてくれた、新しい自分への一歩踏み出していく象徴としての「笑み」で映画の幕が締めくくられたのです。

 

新海さんも、「恋が実らなくても前向きに歩いていこう」という思いを込めて作ったようですし。

 

そうしたことを踏まえて私は、この作品は「鬱映画」ということには賛同できません。

 

2つめにに「男性は未練タラタラ」「主人公に共感出来ない」という評価ですが、貴樹は果たして15年間ずっと明里に対して強い気持ちを抱いていたのかは疑問に残りました。

 

原作によると、付き合いこそには発展しませんでしたが高校時代は花苗にも好意は少なからずありましたし、大学時代は2度も激しい恋をしていたし、社会人時代3年付き合った水野さんに告白したのも彼からです。

 

四六時中、明里に思いを馳せていたわけではなさそうです。

 

ただ、男性はフォルダ別保存、女性は上書き保存といったように、貴樹も明里をフォルダの1つとして大切にしていた可能性は否定出来ませんが(;^_^A

 

女性にはイマイチ評判の良くない映画だったらしいですが、貴樹に共感できる&貴樹のような男性に一途に思われて恋をしたーいと思ってしまった私はレアなのでしょうか(;(;´∀`)

 

新海さんの映画をもっとみたくなりました。

 

 

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